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1.プロジェクトの内容

(1)JFF方法論の検討

JFFは、米国で既に実績が見られるが、コンセンサス会議やコンセンサス・ビルディング手法などの他の参加型政策形成支援手法と比較して、方法論について体系化・形式知化が十分に進められていない。本研究では、海外(主に北米・アジア)の共同研究者の幅広いネットワークを構築し、国際的に通用する一般化された方法論の構築と、日本国内における適用を念頭においた方法論の構築を目指す。

(2)制度・メタ戦略の検討

科学技術イノベーション政策の策定過程にJFFを活用するための制度(法制度、人材等)について検討し、JFFの持続可能な社会実装のあり方を検討する。また、制度の社会実装を目指すのであれば、提言に加えて、政策形成に関わる多様なアクターの支持を戦略的に獲得する必要がある。本研究開発事業は、JFFの社会実装に向けた適切なトランジション・マネジメントのアプローチを検討し、その一部を実践することで、本研究を単なる研究プロジェクトとして完結させず、JFFの社会実装に向けた長期にわたる継続的な活動の原動力を生み出したい。

(3)実証実験 ~アクションリサーチ~

テーマ1 エネルギー政策

長崎県対馬市をフィールドに森林資源利活用をテーマに検討

テーマ2 食品安全

食品安全に関連するテーマについて検討予定

テーマ3 海洋空間計画

岡山県備前市日生をフィールドに3Dビジュアライゼーションによるコミュニケーションを検討

(4)ネットワーキング、アウトリーチに係る活動

アウトリーチ活動(国際シンポジウム、ウェブサイト、ソーシャルメディア)により社会との開かれた相互作用を担保しながらプロジェクトを進めるとともに、デジタルメディアや学会発表を通じた国際連携を実現する。